モチベーション

会社のビジョンがあるだけで社員がバラバラの会社様




代表取締役 鈴木 耕平
この記事は私が書きました。

代表取締役 鈴木 耕平プロフィール

北海道大学大学院 環境科学院修了。

日本たばこ産業株式会社(プロセス管理、品質管理、品質保証事業戦略)を経て、現職。組織開発コンサルティング、ワークショップや研修の企画・実施、エグゼクティブコーチングなどの事業展開を行う。

1on1ヒアリングから見える個々人の動機付けや組織課題の整理、ワークショップ/研修を通じたビジョンの見える化とチームビルディングを通じて、職場や組織の当事者が主体的に変革に取り組む組織改革、人材開発のサービスを提供してきた。

一人ひとりの本音を引き出し、自己組織化をするための対話の場づくりや組織開発プロジェクト、チーム運営やイベントの設計、実行を支援している。


 

この記事は以下の方が対象です


なんとなくビジョンがあるけれど、チームがバラバラ

ビジョンや強み、弱みがチームで共有できていない

一人ひとりがビジョンと自分のやりがいに紐づいていない

ビジョンや組織分どが一人ひとりに腹落ちしているチームをつくりたい

一人ひとりがどんなことを職場に感じているのかわからない

 

チームでビジョンは共有されていますか?


あらゆる会社には、事業を行っていく上での目的があり、ビジョンがあります。

それが言葉になっている企業様もいれば、これまでの取り組みの中で暗黙知になっている企業様もいるでしょう。

規模も、5名で事業を行っている組織もあれば、1000名を越える従業員が同じ場所で活動している組織もあります。

このページをご覧になっているあなたは、どのような組織で、何を大切にして、どんな課題感を仲間と共有して、日々仕事をしているでしょうか?

または、同じチームなのに、お互いの不満や理想は語るけれど、どこかしっくりこない気持ちでいるでしょうか?

それとも、お互いに何を感じているのかわからずに、誰かが動いてくれないかな、と言う雰囲気の状況に置かれてしまっているでしょうか?

2人であろうと、1000人であろうと、同じ事業をする上で、何かしら共通の目的があり、目指す方向があります。

職場でこんな経験はありませんか?

お互いの目標や大切にしていることや強みの認識がバラバラであると、どこか他人事になっている人がいたり、自分と仲間との仕組み上での表面的なやりとり(会社のルールなどにしたがって)が続き、生産性が出なかったり、モチベーションが下がっていたり、時には人が離職していく、と言う場面。

逆に、こんな経験はありませんか?

誰かが一言に、他のメンバーから「いいね!やろう!」と言った声が出てきたり、「自分はこの役割をするね!」であったり、「もっとこんなチームができそうだよね。あの部署の誰々さんも巻き込んでみよう!」と、自分も仲間もワクワクしながら一体感を感じている瞬間。

大切にしていることや課題が共有され、何より仲間内で信頼感があって、なんでもできそうな状態。

この両者の違いは何でしょうか?

ビジョンが自分ごとになっているかどうかがキーになりそうですが、実はもっと大切なことがあります。

それは、ビジョンや理想の組織風土、課題について考えるプロセス自体を仲間で共有することで、メンバー間の信頼関係や、主体性をつくれているかどうかと言う点なのです。

プロセス自体を共有するために、弊社ではグラフィックを用いてリアルタイムに発言や熱量、思考のプロセスをグラフィックにして可視化しています。


図:ご依頼者(経営者様や担当者様)のお話を伺いながら、お話をリアルタイムで可視化していく事で、現状や本当の課題、目指すゴールを見える化していきます。

※現地でもオンラインでも対応しています。
※現状の課題整理を可視化しながら行いたいという方はぜひご相談ください。

 

よくご相談を受ける事として


・一体感をつくるためにビジョンをつくりたい
・すでにあるビジョンをメンバーの共通認識にして生産性をあげたい
・メンバーが何を考えているか分からない
・危機感が一人ひとりにない、主体性がない
・チームに一体感がない
・和気あいあいとしているのに、主体的な意見が少なかったり、プロジェクトが進まない

と言うご相談をいただきます。

これらの事例をもとに、何が問題で、何が必要なのかをお伝えしていきます。

 

一体感をつくるためにビジョンをつくりたい


経営者様やご担当者様にお伺いしていくと、一人ひとりがやりがいを持って働いて欲しい、現場で考えて良いもの・サービスを提供できるチームにしたい。そのためにビジョンが必要だ、と言うご相談内容です。

役員間でも認識が異なっていることは往々にしてあります。一人ひとりを生かしたい、自分たちのリソースはもっと活用できるはずだ、と言うお話が共通していることが多いです。

よくよくお話を伺っていくと、メンバー間の認識がバラバラである可能性、メンバー間のコミュニケーションがすれ違っている可能性が見えてくることがあります。

例えば、ベテランと若手それぞれが未来や職場について思いを持っているのに、話し合われていないことでお互いに身動きが取れなくなっている。

例えば、上司は部下のためにと思ってコニュニケーションを取っているに、部下は上司が脅威に見えているので心を開いていなかったり。

ビジョンづくりの依頼から問題点を整理していくと、礼に挙げたような問題が見えてくるのです。

 

すでにあるビジョンをメンバーの共通認識にして生産性をあげたい


言葉だけが先行し、現場や業務を遂行する立場にある人たちの腑に落ちていないパターンです。

経営者のメッセージや、本当に伝えたいことが伝わっていない。

この点についても、よくよく整理していくと、上述のようにビジョンについて考えるプロセスを共有していないことで、メンバー間の認識がずれていたり、コミュニケーションがすれ違うことで生産性が落ちている可能性が見えてきます。

よくご相談いただくお悩み2点を挙げさせていただきましたが、ビジョンを共有する過程においては、組織を構成しているメンバー一人ひとりがどのように感じ、何を大切にしていて、行動のモチベーションは何なのかを、自分たちで見えるようにしていく必要があります。

さらに申し上げますと、メンバー自身も、自分は何が大切で、本当はどうしたいのか、を自分の言葉にできていない可能性があるのです。

 

まずは一人ひとりの現状把握から


ビジョンをつくりなおす/今のビジョンについて考えるを通じて、主体的なチームをつくる事であったり、職場の風土を言葉にする事で1on1ヒアリングにおいて可視化していきます。


*お一人おひとりの職場への悩みや課題、やりがいをお伺いし、チームで対話していくことや、ご自身の仕事への動機付けを行うことができます。

*チームメンバー数名(組織規模によりメンバー数の1割〜3割程度)の現状をお聞きすることで、組織に起きている課題や強み、職場風土やビジョンとして言語化できそうな事を見立てることができます。

※1on1ヒアリングによる現状把握をご希望の方はぜひご相談ください。


危機感が一人ひとりにない、主体性がない

チームに一体感がない

和気あいあいとしているのに、主体的な意見が少なかったり、プロジェクトが進まない

1on1ヒアリングの結果から、お悩みに対するアプローチが決まってきます。

職場風土について、メンバーの認識がバラバラであったり、職場での業務が受け身であったり、うまく噛み合っていない時には、職場風土について考えるプロセスや、ビジョンをつくるプロセスや、ビジョンについて一緒に考えるプロセスをメンバーで共有する事で、主体性やチームの一体感が生まれていきます。

※ワークショップのデザインをご希望の方はぜひご相談ください。

 

まとめ


いかがだったでしょうか?

一体感をつくるためにビジョンをつくりたい、すでにあるビジョンをメンバーの共通認識にして生産性をあげたいと言った悩みには、まずその背景と現状、本当の問題とゴールが隠れていることがあります。

ステップとしてまとめると、

・依頼主(経営者様やご担当者様、企画メンバー)の潜在的なニーズや危機感、現状を整理すること(グラフィックを用いるとパワフルです)

・組織メンバーの実態からチームの現状を把握すること(1オン1ヒアリングが有効であり、グラフィックを活用して見える化するとさらにパワフルです)

・一人ひとりが職場について考えている事を内省する事(1オン1ヒアリングに併せて、話して本人の思考を整理する事がパワフルです)

・ビジョンや職場風土などのテーマで、現状認識やありたい姿について考えるプロセスを共有する事

これらがお悩みを解決できる手段となっていきます。

せっかくビジョンをつくることや、チームの士気を上げる、強い組織をつくる取り組みをするのであれば、一人ひとりが納得感を持って主体的に行動できるアプローチをしてみるのはいかがでしょうか?

 

実績一覧


ジェイティプラントサービス株式会社
ゴールドウイン株式会社
株式会社SNARK
コニカミノルタテクノプロダクツ株式会社
アクセンチュア(業務委託で一部をサポート)
大阪府八尾市



➡ ご相談・お問い合わせ