創業してから12年。組織が大きくなる転換期。全員の個性が集まった会社理念の要素を抽出したい

創業してから12年。組織が大きくなる転換期。全員の個性が集まった会社理念の要素を抽出したい



代表取締役 鈴木 耕平
この記事は私が書きました。

代表取締役 鈴木 耕平プロフィール

北海道大学大学院 環境科学院修了。

日本たばこ産業株式会社(プロセス管理、品質管理、品質保証事業戦略)を経て、現職。組織開発コンサルティング、ワークショップや研修の企画・実施、エグゼクティブコーチングなどの事業展開を行う。

1on1ヒアリングから見える個々人の動機付けや組織課題の整理、ワークショップ/研修を通じたビジョンの見える化とチームビルディングを通じて、職場や組織の当事者が主体的に変革に取り組む組織改革、人材開発のサービスを提供してきた。

一人ひとりの本音を引き出し、自己組織化をするための対話の場づくりや組織開発プロジェクト、チーム運営やイベントの設計、実行を支援している。



2020年4月8日

今回は、2008年から創業され、社員一人ひとりの個性を大切にしているクライアント様からのご依頼から、1dayのワークショップを実施した事例をご紹介します。


会社のメンバーが増えてきた。

地域でも信頼が増え、案件も増えている。

一方で、新しく入社するも、続かず辞めてしまう人も出ている。

一人ひとりの個性を生かしつつ、メンバーとしてのまとまりも欲しい。組織としての目指す方向や、メンバーの一体感を作りたい、というご相談でした。


当日の目的:
チームをまとめるために、大切にされている言葉や方向性を、共通認識化する
この共通認識を元に、既存メンバーや、新しく入ってくる人、社会に対して伝わる要素を抽出し整理する
→経営理念に必要な要素を収穫する

当日の目標:
・無意識に大切にされてきた「個人」の価値観や信念を見える化する
・個々人の感じている「〇〇社」での大切な要素を全体の共通認識として共有する
・会社設立に繋がる過去のストーリーや「代表」の思いを見える化する
・上記の「個人」「組織」「代表」の価値観や信念から、経営理念に必要な要素を収穫する


◯事前準備〜当日〜納品まで


経営者様との打ち合わせ、ヒアリングから、貴重な想いと現在の課題感をお聞かせいただき、一緒に課題の本質を見つめていきました。

また、ワークショップとは別の日程に、お一人おひとりに、個別にインタビューを実施し、会社への想い、悩み、本当にしたいこと、などをお伺いしました。


◯当日の方向性



インタビューを実施し、お一人ひとりから出てきた言葉を、丁寧に扱いながら、当日の課題感、ゴール感、お話するテーマを決めていきます。

経営者様と一緒に、課題感とゴール感も擦り合わせしていきます。

今回の目的と目標は、冒頭に記載した通りになりました。

当日の開催に向けて期待が高鳴ります。


◯当日の様子



開始から、お一人おひとりの言葉を丁寧に扱いながら、誰かが話す時には、みんなで聞く、という時間を過ごしていきます。

最初は、緊張していた面持ちから、少しずつ、皆さんの声が出てきます。

声の少ない人が話せた時、話す表情が明るくなった時、みんなの「それいいね!」という声が出る時。一つひとつの出来事に、意味があります。

ご一緒させていただく中で、変化に立ち会える瞬間は、とても豊かなものです。



開始時には、「不安」「緊張」等の声が聞こえていましたが、振り返りでは、



といった声も聞こえてきました。



◯総じて

何よりも、普段、個々人が感じていることが共通の時間を共有し、話をする、話を聴く、というプロセスを通じて、また同じ絵をみて話すことによって、個々人のストーリーを共有することによって、ここにいるメンバー全員としての、腑に落ちる言葉が出てきたことが、豊かな時間となりました。

共通の言葉を大切にしていくことは、これからの会社にとって、成長する組織にとって大切だと感じています。





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